F1 テクノロジー考 (- F1 機械工学大全 - 第2弾)
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F1 テクノロジー考 (- F1 機械工学大全 - 第2弾) の詳細
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書名 : F1 テクノロジー考 (- F1 機械工学大全 - 第2弾)
作者 : 世良 耕太
ISBN-10 : 4779636876
発売日 : 2018/7/3
カテゴリー : 本
ファイル名 : f1-テクノロジー考-f1-機械工学大全-第2弾.pdf
以下は F1 テクノロジー考 (- F1 機械工学大全 - 第2弾) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
Ｆ１に興味あるハイレベルのマニア向けの読み物である。2017年時点での各メーカの観察結果ではあるが、複雑な構成となったパワーユニットの作動原理、また50％を目指した効率競争の現状、エンジンのリーン燃焼の考え方、さらにエアロデザインの要点、サスペンションのトレンド等々、かなりの予備知識がないと読みこなせない。Ｆ１および自動車の技術全般に興味がある読者には絶好のテキストブックである。著者は綿密な調査で本書をまとめたと考えられ、ジャーナリスト的な取材では、これが限度と思われるレベルまで到達している。本当の面白さは本書のレベルから少し踏み込んだ詳細技術であるが、これはメーカの開発技術者の範囲に入り、機密主義のＦ１の世界ではこれ以上に突っ込むのは無理と思われる。（当然メーカの技術者にとっては物足りない）欲を言えば、最近のホンダパワーユニットの不振の原因（ターボ／圧縮機／ＭＧＵ－Ｈ）について、もう少し突っ込んだ考察があったも良かったと思うが、ホンダとの機密保持協定（？）、取材の情報源保護の観点から明らかにできなかったものと推察している。いずれにしても力作であるという評価は変わらない。
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